ホーム › 漢詩一覧 › 風

かぜ風

李嶠|初唐|五言絶句

解落三秋葉
能開二月花
過江千尺浪
入竹万竿斜
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

解よく落とす 三秋の葉

能く開く 二月の花

江を過ぐれば千尺の浪

竹に入れば万竿斜めなり

現代語訳

秋には木の葉を散らし、春二月には花を咲かせる。川を渡れば千尺の大波を立て、竹林に入れば一万本の竹をなびかせる。

原文と書き下し文の対照

解落三秋葉 ― 解く落とす 三秋の葉
能開二月花 ― 能く開く 二月の花
過江千尺浪 ― 江を過ぐれば千尺の浪
入竹万竿斜 ― 竹に入れば万竿斜めなり

鑑賞

秋には木の葉を散らし、春二月には花を咲かせる。読み終えても、見えないけれど、花をひらかせる力があるという感触が残ります。

日本で親しまれる理由

「入竹万竿斜」。見えないけれど、花をひらかせる力がある。

語句

解落
「解落」——詩の情景を支える語
三秋
「三秋」——詩の情景を支える語
能開
「能開」——詩の情景を支える語

作者

李嶠の生涯と作品一覧は作者ページへ。

作られた背景

李嶠(初唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。

あわせて読みたい