れいしをくらう食荔枝
羅浮山下四時春
盧橘楊梅次第新
日啖荔枝三百顆
不辞長作嶺南人
盧橘楊梅次第新
日啖荔枝三百顆
不辞長作嶺南人
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
羅浮山下 四時春なり
盧橘楊梅 次第に新たなり
日に荔枝を啖ふこと三百顆
辞せず 長く嶺南の人と作るを
現代語訳
羅浮山のふもとは一年中が春。枇杷や山桃が次々に実る。毎日ライチを三百粒食べられるなら、ずっと嶺南の人になってもかまわない。
原文と書き下し文の対照
羅浮山下四時春 ― 羅浮山下 四時春なり
盧橘楊梅次第新 ― 盧橘楊梅 次第に新たなり
日啖荔枝三百顆 ― 日に荔枝を啖ふこと三百顆
不辞長作嶺南人 ― 辞せず 長く嶺南の人と作るを
鑑賞
羅浮山のふもとは一年中が春。景色の奥に、静かな心情が沈んでいます。
日本で親しまれる理由
「不辞長作嶺南人」。好きなものがあれば、どこでも楽しめる。
語句
- 荔枝
- 「荔枝」——詩の情景を支える語
- 羅浮
- 「羅浮」——詩の情景を支える語
- 山下
- 「山下」——詩の情景を支える語
作者
蘇軾の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
蘇軾(北宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。