さいそうし采桑子
軽舟短棹西湖好
緑水逶迤
芳草長堤
隠隠笙歌処処随
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
軽舟短棹 西湖好し
緑水 逶迤たり
芳草 長堤
隠隠たる笙歌 処処に随ふ
現代語訳
軽い舟に短い櫂、西湖はすばらしい。緑の水はうねうねと続き、かぐわしい草の長い堤。どこへ行っても、かすかに笙の音と歌声がついてくる。
原文と書き下し文の対照
軽舟短棹西湖好 ― 軽舟短棹 西湖好し
緑水逶迤 ― 緑水 逶迤たり
芳草長堤 ― 芳草 長堤
隠隠笙歌処処随 ― 隠隠たる笙歌 処処に随ふ
鑑賞
軽い舟に短い櫂、西湖はすばらしい。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「隠隠笙歌処処随」。小舟で漕ぎ出せば、どこでも歌が聞こえる。
語句
- 軽舟短棹
- 「軽舟短棹」——詩の情景を支える語
- 逶迤
- 「逶迤」——詩の情景を支える語
作者
欧陽脩の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
欧陽脩(北宋)の詞。詞牌にのせて心情や情景を詠む。