しんかどうし新嫁娘詞
三日入厨下
洗手作羹湯
未諳姑食性
先遣小姑嘗
洗手作羹湯
未諳姑食性
先遣小姑嘗
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
三日 厨下に入り
手を洗ひて羹湯を作る
未だ姑の食性を諳んぜず
先づ小姑をして嘗めしむ
現代語訳
嫁いで三日目、台所に入り、手を洗ってスープを作る。まだお姑さんの好みがわからないので、まず義理の妹に味見をしてもらう。
原文と書き下し文の対照
三日入厨下 ― 三日 厨下に入り
洗手作羹湯 ― 手を洗ひて羹湯を作る
未諳姑食性 ― 未だ姑の食性を諳んぜず
先遣小姑嘗 ― 先づ小姑をして嘗めしむ
鑑賞
嫁いで三日目、台所に入り、手を洗ってスープを作る。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「先遣小姑嘗」。はじめてのことは、ちょっと味見から。
語句
- 厨下
- 「厨下」——詩の情景を支える語
- 羹湯
- 「羹湯」——詩の情景を支える語
- 小姑
- 「小姑」——詩の情景を支える語
作者
王建の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
王建(中唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。