しゅうなんによせつをのぞむ終南望余雪
終南陰嶺秀
積雪浮雲端
林表明霽色
城中増暮寒
積雪浮雲端
林表明霽色
城中増暮寒
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
終南 陰嶺秀で
積雪 雲端に浮かぶ
林表 霽色明らかに
城中 暮寒を増す
現代語訳
終南山の北側の峰は美しく、積もった雪は雲の上に浮かんでいるよう。林の梢は雪晴れの光に明るく輝き、都の中は夕暮れの寒さがいっそう増していく。
原文と書き下し文の対照
終南陰嶺秀 ― 終南 陰嶺秀で
積雪浮雲端 ― 積雪 雲端に浮かぶ
林表明霽色 ― 林表 霽色明らかに
城中増暮寒 ― 城中 暮寒を増す
鑑賞
終南山の北側の峰は美しく、積もった雪は雲の上に浮かんでいるよう。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「城中増暮寒」。雪晴れの光が、林の梢を明るく照らす。
語句
- 霽色
- 「霽色」——詩の情景を支える語
- 終南
- 「終南」——詩の情景を支える語
- 陰嶺
- 「陰嶺」——詩の情景を支える語
作者
祖詠の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
祖詠(盛唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。