しゅんじつりはくをおもう春日憶李白
白也詩無敵
飄然思不群
渭北春天樹
江東日暮雲
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
白や 詩に敵無し
飄然として思ひ群ならず
渭北 春天の樹
江東 日暮の雲
現代語訳
李白よ、君の詩にかなう者はいない。軽やかで、その発想は群を抜いている。わたしは渭水の北で春の木を眺め、君は江東で夕暮れの雲を眺めているだろう。
原文と書き下し文の対照
白也詩無敵 ― 白や 詩に敵無し
飄然思不群 ― 飄然として思ひ群ならず
渭北春天樹 ― 渭北 春天の樹
江東日暮雲 ― 江東 日暮の雲
鑑賞
李白よ、君の詩にかなう者はいない。その気配が、短く残ります。
日本で親しまれる理由
「江東日暮雲」。遠く離れても、同じ春の空の下にいる。
語句
- 白也
- 「白也」——詩の情景を支える語
- 詩無
- 「詩無」——詩の情景を支える語
- 飄然
- 「飄然」——詩の情景を支える語
作者
杜甫の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
杜甫(盛唐)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。