しゅんじつ春日
勝日尋芳泗水浜
無辺光景一時新
等閑識得東風面
万紫千紅総是春
無辺光景一時新
等閑識得東風面
万紫千紅総是春
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
勝日 芳を尋ぬ 泗水の浜
無辺の光景 一時に新たなり
等閑に識り得たり 東風の面
万紫千紅 総て是れ春
現代語訳
よく晴れた日、泗水のほとりに花をたずねると、見渡すかぎりの景色が一度に新しくなっていた。春風の顔はたやすくわかる。色とりどりの花々、そのすべてが春なのだ。
原文と書き下し文の対照
勝日尋芳泗水浜 ― 勝日 芳を尋ぬ 泗水の浜
無辺光景一時新 ― 無辺の光景 一時に新たなり
等閑識得東風面 ― 等閑に識り得たり 東風の面
万紫千紅総是春 ― 万紫千紅 総て是れ春
鑑賞
よく晴れた日、泗水のほとりに花をたずねると、見渡すかぎりの景色が一度に新しくなっていた。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「万紫千紅総是春」。万紫千紅、すべてが春。
語句
- 等閑
- 「等閑」——詩の情景を支える語
- 勝日
- 「勝日」——詩の情景を支える語
- 尋芳
- 「尋芳」——詩の情景を支える語
作者
朱熹の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
朱熹(南宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。