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ぼくさんし卜算子

王観|北宋|詞

水是眼波横
山是眉峰聚
欲問行人去那辺
眉眼盈盈処
若到江南趕上春
千万和春住

※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。

書き下し文

水は是れ眼波の横たはるなり

山は是れ眉峰の聚あつまるなり

行人に問はんと欲す 那辺なへんにか去ると

眉眼盈盈えいえいたる処

若し江南に到りて春に趕おひ上つかば

千万 春と住とどまれ

現代語訳

水は流し目の波、山は寄せた眉の峰。旅立つ君にどこへ行くのか聞けば、眉と目のうるわしい山水の地へという。もし江南で春に追いついたなら、どうか春といっしょにずっと留まっておくれ。

原文と書き下し文の対照

水是眼波横 ― 水は是れ眼波の横たはるなり
山是眉峰聚 ― 山は是れ眉峰の聚まるなり
欲問行人去那辺 ― 行人に問はんと欲す 那辺にか去ると
眉眼盈盈処 ― 眉眼盈盈たる処
若到江南趕上春 ― 若し江南に到りて春に趕ひ上かば
千万和春住 ― 千万 春と住まれ

鑑賞

水は流し目の波、山は寄せた眉の峰。日常の一コマが、そのまま詩になっています。

日本で親しまれる理由

「千万和春住」。春に追いついたら、春といっしょにいて。

語句

那辺
「那辺」——詩の情景を支える語
眉眼盈盈
「眉眼盈盈」——詩の情景を支える語

作者

王観の生涯と作品一覧は作者ページへ。

作られた背景

王観(北宋)の詞。詞牌にのせて心情や情景を詠む。

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