きゅうにちりゅうざんにのむ九日龍山飲
九日龍山飲
黄花笑逐臣
酔看風落帽
舞愛月留人
黄花笑逐臣
酔看風落帽
舞愛月留人
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
九日 龍山に飲む
黄花 逐臣を笑ふ
酔ひては看る 風の帽を落とすを
舞ひては愛す 月の人を留むるを
現代語訳
九月九日、龍山で酒を飲む。黄色い菊の花がわたしを笑っている。酔って風に帽子が飛ばされるのを眺め、舞いながら月が人を引き留めるのを楽しむ。
原文と書き下し文の対照
九日龍山飲 ― 九日 龍山に飲む
黄花笑逐臣 ― 黄花 逐臣を笑ふ
酔看風落帽 ― 酔ひては看る 風の帽を落とすを
舞愛月留人 ― 舞ひては愛す 月の人を留むるを
鑑賞
九月九日、龍山で酒を飲む。読み終えても、重陽の菊と月が、帰らないでと引きとめるという感触が残ります。
日本で親しまれる理由
「舞愛月留人」。重陽の菊と月が、帰らないでと引きとめる。
語句
- 九日
- 「九日」——詩の情景を支える語
- 龍山
- 「龍山」——詩の情景を支える語
- 黄花
- 「黄花」——詩の情景を支える語
作者
李白の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
李白(盛唐)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。