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せいりんのかべにだいす題西林壁

蘇軾|北宋|七言絶句

横看成嶺側成峰
遠近高低各不同
不識廬山真面目
只縁身在此山中
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

横よこより看みれば嶺れいを成なし側そばよりすれば峰みねと成なる

遠近えんきん高低こうてい 各おのおの同おなじからず

廬山ろざんの真面目しんめんもくを識しらざるは

只ただ身みの此この山中さんちゅうに在あるに縁よる

現代語訳

横から見れば連なる尾根、そばから見ればそびえる峰。遠く近く、高く低く、見る場所によってみな姿が違う。廬山の本当の姿がわからないのは、ただ自分がこの山の中にいるからなのだ。

原文と書き下し文の対照

横看成嶺側成峰 ― 横より看れば嶺を成し側よりすれば峰と成る
遠近高低各不同 ― 遠近高低 各同じからず
不識廬山真面目 ― 廬山の真面目を識らざるは
只縁身在此山中 ― 只だ身の此の山中に在るに縁る

鑑賞

山の景色を詠みながら、「当事者には全体が見えない」という人生の真理を語る哲理詩。「真面目」(しんめんもく)の語の出典としても知られます。

日本で親しまれる理由

「廬山の真面目を識らず」

語句

西林
廬山の西林寺
真面目
本当の姿

作者

蘇軾の生涯と作品一覧は作者ページへ。

作られた背景

元豊七年(1084年)、蘇軾が廬山を訪れ、西林寺の壁に書きつけた作とされる。

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