しゅんや春夜
春宵一刻値千金
花有清香月有陰
歌管楼台声細細
鞦韆院落夜沈沈
花有清香月有陰
歌管楼台声細細
鞦韆院落夜沈沈
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
春宵 一刻 値千金
花に清香有り月に陰有り
歌管 楼台 声細細
鞦韆 院落 夜沈沈
現代語訳
春の夜はひとときが千金に値する。花は清らかに香り、月はおぼろにかすむ。高殿の歌声や笛の音もかすかになり、ぶらんこのある中庭では、夜が静かに更けていく。
原文と書き下し文の対照
春宵一刻値千金 ― 春宵 一刻 値千金
花有清香月有陰 ― 花に清香有り月に陰有り
歌管楼台声細細 ― 歌管 楼台 声細細
鞦韆院落夜沈沈 ― 鞦韆 院落 夜沈沈
鑑賞
「春宵一刻値千金」は、春の夜の得がたい美しさを表す言葉として日本でも定着しています。
日本で親しまれる理由
「春宵一刻値千金」の出典
語句
- 春宵
- 春の夜
- 陰
- おぼろな光
- 細細
- かすかなさま
- 鞦韆
- ぶらんこ
- 沈沈
- 夜が静かに更けるさま
作者
蘇軾の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
蘇軾の作とされるが、詩集への収録状況から作者を疑う見方もある。