はるこじょうにだいす春題湖上
湖上春来似画図
乱峰囲繞水平鋪
松排山面千重翠
月点波心一顆珠
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
湖上 春来たりて画図に似たり
乱峰 囲繞して水 平らかに鋪く
松は山面に排して千重の翠
月は波心に点じて一顆の珠
現代語訳
湖に春が来て、まるで絵のようだ。峰々がまわりを囲み、水は平らに広がる。松は山肌に並んで幾重もの緑、月は波の真ん中に一粒の真珠のように映る。
原文と書き下し文の対照
湖上春来似画図 ― 湖上 春来たりて画図に似たり
乱峰囲繞水平鋪 ― 乱峰 囲繞して水 平らかに鋪く
松排山面千重翠 ― 松は山面に排して千重の翠
月点波心一顆珠 ― 月は波心に点じて一顆の珠
鑑賞
湖に春が来て、まるで絵のようだ。日常の一コマが、そのまま詩になっています。
日本で親しまれる理由
「月点波心一顆珠」。湖の真ん中に、月が真珠のように浮かぶ。
語句
- 湖上
- 「湖上」——詩の情景を支える語
- 春来
- 「春来」——詩の情景を支える語
- 似画
- 「似画」——詩の情景を支える語
作者
白居易の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
白居易(中唐)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。