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ぜっく絶句

志南|南宋|七言絶句

古木陰中繋短篷
杖藜扶我過橋東
沾衣欲湿杏花雨
吹面不寒楊柳風
詩

※日本で一般に読まれている本文によります。

書き下し文

古木の陰中に短篷たんぽうを繋ぐ

杖藜じょうれい 我を扶けて橋東を過ぐ

衣を沾うるおして湿らんと欲す 杏花の雨

面を吹いて寒からず 楊柳の風

現代語訳

古木の陰に小舟をつなぎ、あかざの杖に支えられて橋の東へ渡る。衣をしっとり濡らしそうな杏の花の季節の雨、顔に吹いても寒くない柳の風。

原文と書き下し文の対照

古木陰中繋短篷 ― 古木の陰中に短篷を繋ぐ
杖藜扶我過橋東 ― 杖藜 我を扶けて橋東を過ぐ
沾衣欲湿杏花雨 ― 衣を沾して湿らんと欲す 杏花の雨
吹面不寒楊柳風 ― 面を吹いて寒からず 楊柳の風

鑑賞

古木の陰に小舟をつなぎ、あかざの杖に支えられて橋の東へ渡る。読み終えても、頬に吹いても寒くない、柳の春風という感触が残ります。

日本で親しまれる理由

「吹面不寒楊柳風」。頬に吹いても寒くない、柳の春風。

語句

短篷
「短篷」——詩の情景を支える語
杖藜
「杖藜」——詩の情景を支える語

作者

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作られた背景

志南(南宋)の作。情景と心情が短く結ばれた一首。

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