ばんせい晩晴
天意憐幽草
人間重晩晴
※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。
書き下し文
天意 幽草を憐れみ
人間 晩晴を重んず
現代語訳
天はひっそり生える草をいつくしみ、人の世は夕暮れの晴れ間を大切にする。
原文と書き下し文の対照
天意憐幽草 ― 天意 幽草を憐れみ
人間重晩晴 ― 人間 晩晴を重んず
鑑賞
天はひっそり生える草をいつくしみ、人の世は夕暮れの晴れ間を大切にする。その気配が、短く残ります。
日本で親しまれる理由
「人間重晩晴」。遅れて晴れた空ほど、いとおしい。
語句
- 人間
- 「人間」——詩の情景を支える語
- 天意
- 「天意」——詩の情景を支える語
- 憐幽
- 「憐幽」——詩の情景を支える語
作者
李商隠の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
李商隠(晩唐)の作より抄録。生日詩簽でも親しまれる一節。