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ぎょくろうしゅん玉楼春

宋祁|北宋|詞

東城漸覚風光好
縠皺波紋迎客棹
緑楊煙外暁寒軽
紅杏枝頭春意鬧

※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。

書き下し文

東城 漸く覚ゆ 風光の好きを

縠皺こくしゅうの波紋 客棹を迎ふ

緑楊 煙外 暁寒軽く

紅杏 枝頭 春意鬧さわがし

現代語訳

町の東の景色がだんだん美しくなってきた。ちりめんのような波紋が客の舟を迎える。緑の柳の霞の向こうで朝の寒さはやわらぎ、紅い杏の枝先では春がにぎやかに騒いでいる。

原文と書き下し文の対照

東城漸覚風光好 ― 東城 漸く覚ゆ 風光の好きを
縠皺波紋迎客棹 ― 縠皺の波紋 客棹を迎ふ
緑楊煙外暁寒軽 ― 緑楊 煙外 暁寒軽く
紅杏枝頭春意鬧 ― 紅杏 枝頭 春意鬧し

鑑賞

町の東の景色がだんだん美しくなってきた。その気配が、短く残ります。

日本で親しまれる理由

「紅杏枝頭春意鬧」。杏の枝先で、春がにぎやかに騒いでいる。

語句

縠皺
「縠皺」——詩の情景を支える語
春意鬧
「春意鬧」——詩の情景を支える語

作者

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作られた背景

宋祁(北宋)の詞。詞牌にのせて心情や情景を詠む。

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