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せいへいらく清平楽

辛棄疾|南宋|詞

茅檐低小
渓上青青草
大児鋤豆渓東
中児正織鶏籠
最喜小児亡頼
渓頭臥剥蓮蓬

※日本で一般に読まれている本文によります。長編のため、有名な部分を抜粋して掲載しています。

書き下し文

茅檐ぼうえん低小

渓上 青青たる草

大児は豆を鋤すく 渓の東

中児は正に鶏籠を織る

最も喜ぶ 小児の亡頼ぶらいなるを

渓頭に臥して蓮蓬れんぽうを剥く

現代語訳

低く小さな茅葺きの軒、川辺には青々と草。長男は川の東で豆畑を耕し、次男はちょうど鶏かごを編んでいる。いちばんかわいいのはやんちゃな末っ子、川辺に寝ころんで蓮の実をむいている。

原文と書き下し文の対照

茅檐低小 ― 茅檐低小
渓上青青草 ― 渓上 青青たる草
大児鋤豆渓東 ― 大児は豆を鋤く 渓の東
中児正織鶏籠 ― 中児は正に鶏籠を織る
最喜小児亡頼 ― 最も喜ぶ 小児の亡頼なるを
渓頭臥剥蓮蓬 ― 渓頭に臥して蓮蓬を剥く

鑑賞

低く小さな茅葺きの軒、川辺には青々と草。読み終えても、家族それぞれ、いちばん可愛いのは末っ子という感触が残ります。

日本で親しまれる理由

「渓頭臥剥蓮蓬」。家族それぞれ、いちばん可愛いのは末っ子。

語句

茅檐
「茅檐」——詩の情景を支える語
亡頼
「亡頼」——詩の情景を支える語
蓮蓬
「蓮蓬」——詩の情景を支える語

作者

辛棄疾の生涯と作品一覧は作者ページへ。

作られた背景

辛棄疾(南宋)の詞。詞牌にのせて心情や情景を詠む。

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